どんよっく(@donyokku)です
交通事故や火災、地震など日常生活の中で起こる「もしも」を補償してくれるのが『損害保険』です。中には「ゴルフ保険」や旅行の際に加入する「旅行保険」、音楽ライブが中止になったときにチケット代の補償をしてくれる保険などユニークなものもあります。
今回は損害保険の「種類」や「内容」を紹介します。
「保障」と「補償」
以前まで保険に対する「ほしょう」は「保障」という字を用いてきました。「保障」は責任などの【人】に対するときに用いる言葉とされています。
対して損失を補填したり【物】に対するときは「補償」という言葉を用います。
今回の『損害保険』は物に対する「補償」のためコチラを用います。
損害保険
日常生活の様々な行動に保障がある『損害保険』ですが、やはりパッと思いつくのは「自動車保険」や「住宅保険」です。
自動車保険
自動車保険には強制保険とも呼ばれる車の所有者が必ず加入しなければいけない「自賠責保険」と自分の意思で加入する「任意保険」に分けられます。
自賠責保険はあくまでも被害者に対する最低限の補償しかされないため同乗者や傷ついた車などの補償を希望するなら任意保険に入るべきです。
住宅火災保険
自然災害は多くの場合加害者と呼べる人がいなく、責任を追及できません。
家は人生で最大の買い物である人も多いくらい高額なものです。災害が起きる前に住宅保険について検討してみましょう。
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火災
全焼だけではなく台所での小火などの火災に対して住宅や修繕費の補償してくれます。自分の責任の出火だけでなく、放火や近隣の火災が燃え移った延焼にも対応してくれます。
爆発
ガスなどによる破裂や爆発があった場合に住宅や家財の補償をしてくれます。火災と同じように近隣の爆発での延焼にも対応してくれます。
落雷
雷による火災や屋根の破損など補償をしてくれます。落雷による家電製品の補償も対象です。
風災
風や雪による窓や屋根などの破損被害に対して補償してくれます。台風などにより飛んできた物が当たり破損した場合も対象です。
住宅総合保険
家に関する様々な被害に対して総合的に補償してくれるのが「住宅総合保険」です。上記の「住宅火災保険」の補償内容に加えて台風や暴風雨、水害や盗難など広くカバーしてくれます。
水災
洪水や高潮などで家が浸水した場合に住宅や家財を補償してくれます。
水漏れ
水漏れや給排水管の破裂などによる被害に対して補償してくれます。
盗難
家の物が盗まれた場合に補償してくれます。
住宅火災保険にしても住宅総合保険にしても「天災」と呼ばれる地震や津波、噴火による被害に対しては適応外である場合があります。
地震保険
名前に「地震」とありますが、地震だけでなくプランによって住宅保険では補償の適応外である場合が多い津波や噴火などの天災に対して補償してくれる保険です。
また住宅の損害度合いによっても補償内容が異なります。
状態 | 一部損 | 半損 | 全損 |
判断基準 |
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補償額 | 時価の5%を上限として、契約金額の5%を補償 | 時価の50%を上限として、契約金額の50%を補償 | 時価を上限として、契約金額の全額を補償 |
その他の保険
自動車保険や住宅保険の他にもユニークな保険が多くあります。
家財保険
住宅火災保険の中にも含まれている内容ですが、例えば賃貸に住んでいて自分の物だけ補償を受けたい場合などは「家財保険」というものがあります。住宅火災保険とは異なり建物に対しての補償はありませんが自分の物に対して保険をかけることができます。
自転車保険
自転車での怪我だけでなく、自転車に乗っていて事故を起こした場合の相手への補償もあります。全国的に加入の義務化を進める動きが強まってきて一部地域では既に義務化している場所もあります。
旅行保険
旅行先で怪我や盗難、事故があった際の相手への賠償分などを補償します。
傷害保険
怪我を負ったり死亡した場合に備えて加入する保険です。
レクリエーション保険
行事の際に参加者が怪我を負ったり事故にあったり死亡した場合などに補償がある保険です。レクリエーションを企画した団体が加入することが多いです。
ゴルフ保険
ゴルフ中の事故や怪我だけでなく、ホールインワンなどを記録した場合の祝い事費用まで補償します。ホールインワン保険もあります。
ペット保険
犬や猫といったペットには公的医療保険がないため治療費は全額負担です。高額な治療費に備えてペット保険がります。ペットが病気やケガをした際の治療費を保障します。
興行中止保険
音楽ライブやお祭り、スポーツ大会や花火大会などイベントが中止になった時に補償を受けられる保険です。
今年は新型コロナウイルスで多くのイベントが中止になりましたが、こういった感染症の場合は被害とリスクの規模を予測できないため興行中止保険は適用されないことが多かったようです。
1日からでも加入できる
基本的に毎月定額の保険料を払い「もしも」に備えるのが保険ですが、イベントなどにおける被害は参加しない限り被ることはありません。
そこで損害保険には1日単位からというような必要な期間だけ加入できるものも多いです。
こうした期間が定められている保険も活用して無駄を極力減らしながら「もしも」に備えましょう。
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おわりに
自動車保険には自賠責保険という加入が義務付けられた保険はありますが、基本的には以前紹介した生命保険や医療保険に比べると損害保険は公的保険での保障が手薄いです。
事故や災害への備えは自分自身で行う必要があります。
備えではありますがもちろん保険に加入すると毎月の出費があるため、どの保険に加入するのかよく検討することが大切です。
ではまた次回。