どんよっく(@donyokku)です
せっかく『株』をやるなら利益を出したいです。
資産として配当を目当てに長期保有することも良いですが、何よりも買った時と売った時の差額が大きな利益となります。
理想の儲け方は、
安い時に買い、高い時に売る。
ことです。
しかし、理屈は単純でもいざ実行するとなると非常に難しい。
どのような基準で株(「銘柄」)を選べばよいのでしょうか。
今回は初心者におすすめの株の選び方を紹介します。
「選び方」の話であって、おすすめの会社を紹介するわけではありません。
今回はあくまでも、「どの株を買ってよいかわからない」ような初心者の人向きの話となります。
株の選び方
上場会社数
2020年4月時点で私たちが株を購入することができる所謂「上場会社」の数は日本国内だけで約3,700社あります。
第一部 | 第二部 | マザーズ | JASDAQスタンダード | JASDAQグロース | Tokyo Pro Market | 合計 |
2,166 | 484 | 326 | 666 | 37 | 33 | 3,712 |
2020/3月末時点 –JPXホームページ–
3700を超える会社の中からまずは絞り込んでいきましょう。
身近な会社
まずは自分が普段利用しているものやサービスなど、聞いたことのある会社から調べていきましょう。
「聞いたことがあるから」、「大きい会社だから」といって衝動的に買ってはいけません。
投資金額(予算)
「株価」は1株あたりの価格が表示されている場合がほとんどですが、購入する際は基本的に100株以上の単位である必要があります。最低でも数万円は必要となります。
※中には「1株」や「10株」単位から購入できる証券会社もあります。
投資金額(予算)を考慮して株を選びましょう。予算が少ないと購入できる銘柄が限られてくるため出来れば100万円以上のまとまった額を用意しておくことをおすすめします。
業績の良い会社
業績の悪い会社よりは良い会社の方が株価は上がる傾向にあります。会社のホームページや四季報で決算短信などの業績を確認しましょう。
まだ初心者の内は特に、自分の感覚より実際の数字(業績)を重要視しましょう。
業績が良くても、既に株価が上がっている場合もあります。現在のことだけではなく未来の業績の変化も考えましょう。
業績の伸びそうな会社
これは難しいですが今後業績を伸ばしそうな会社を選ぶと株価が上がりやすいです。
会社ごとに考えるよりも業界ごとに考えたほうが見つけやすいかもしれません。例えば「通信業界」では超高速化や多数同時接続等が注目されている通信システム「5G」の登場で今後携帯電話等の通信端末が成長していくことが予測されます。
特に未来のための設備投資等で利益が減っている会社は、現状だけで見れば業績が落ちたように見え、株価が下がる場合があります。しかし未来のことを考えれば、今後その設備投資によって業績が上がることも予測できるため、株価が下がったときに株を買うことで大幅な利益を得られるチャンスになるかもしれません。
安定した会社
上のエスト/ESTのように勢いのある会社を選ぶことも大きな利益には繋がりますが、波があります。
それよりは今後も一定の業績が見込める安定している会社を選ぶこともおすすめです。比較的安定しているのは、普段私たちの生活に溶け込んでいるものや必ず利用するものを販売・提供している業界です。
食品会社や鉄道会社、薬品会社・・・等
景気に左右されにくいものは安定している場合が多いです。こうした景気に左右されにくい会社の株は「ディフェンシブ銘柄」と呼ばれます。
配当・優待の良い会社
配当や優待が良い会社は保有しているだけで定期的に収入を得ることができます。
配当割合・優待の種類から選ぶ
配当や優待の内容は各々の会社が独自に定めるため、配当割合や優待内容を株を選ぶ基準にするのも良いです。
会社の業績や判断によって配当や優待内容が変わる可能性があります。
権利確定日から探す
配当や優待を受け取るためには各々の会社が設定した権利確定日の時点で、権利がある資格数の株を保有している必要があります。
※実際には権利確定日後2営業日まで株を保有しておく必要があります。
置き換えれば、常に保有していなくてもその権利確定日の時点で保有していれば配当や優待が受け取れます。
※中には一定期間以上保有していなければ権利が発生しないものもあります。
配当や優待が良いものだと権利確定日の数日前から株価が上がり、権利が確定した後は株価が下がり、配当以上の損をしてしまう場合があります。
ツレ安
業績が悪くないにも関わらず、同業種の会社の株価が下がることで、それにつられて株価が下がってしまうことを「ツレ安」と呼びます。その会社自体の業績は悪くないため、それに気づいた投資家が株を買い戻し株価が戻る場合が多いです。
そういった「ツレ安」銘柄を選ぶと利益を得ることができます。
おわりに
今回は初心者の方に向けて株の選び方をご紹介しました。必ずしもこの基準で選べばいいわけではありません。
これらの基準が株(銘柄)を選ぶ時の1つの参考になれば幸いです。
ではまた次回。