どんよっく(@donyokku)です
以前貯蓄について取り上げたことがありますが、人生貯めるばかりではありません。支出が必ずあります。「支出に備えて貯蓄する」といっても過言ではありません。
支出と言っても生活費であったり、普段のちょっとした買い物であったり挙げるとキリがないですが、あなたは人生において大きな支出が3回あることは知っていますか?
今回は『人生三大支出』と呼ばれる大きな支出をご紹介します。
人生三大支出
人生三大支出とは、[住宅費・教育費・老後生活費]の3つにかかる支出のことを表します。
住宅費
災害国であり、土地も狭い日本は他国と比べて住宅費が高いと言われています。
住宅支援機構の「フラット35利用者調査」によると新築一戸建てを建てるとなるとその建設費用は3,000万を越え、またその費用も年々上昇しています。耐震技術や耐久技術など快適に住むことができるように技術も日々進歩していますが、その分費用は上がってしまいます。
見通しが立てやすい支出
住宅費は大きな支出ですが、後述する教育費や老後生活費とは異なり、購入するときに必要な費用がある程度把握できるため見通しが立てやすい支出にはなっています。
一括払いで購入することは少なく、ローンを組んで長期的に支払いをしていく場合が多いため将来のことも考えて購入する必要があります。
「住宅ローン」は金利が低い
住宅費は高額ではありますが、ローンを組む場合マイカーローンや目的が決まっていないローンに比べると金利が安い傾向にあります。返済方法にもよりますが1%前後と、抑えることができます。
こういった低い金利のローンも上手く活用していく事が重要です。
「中古」という選択肢
新築よりも中古は価格が安いため初期費用を抑えることができます。
ただ耐久性や自分の理想との観点からリフォームやリノベーションする可能性があることを頭に入れておく必要があります。
教育費
結婚して家を建てて子どもが生まれる。嬉しいことではありますが子育てにはお金がかかります。
国や自治体の取り組みで地域にもよりますが医療費や授業料が無料になったりとある程度の保証はされています。しかしそれでも制服や教材などの学校教育費や学校外での習い事、近年では当たり前のようになっている大学進学の授業料など大きな支出となります。
大学卒業までに必要なお金は1,000万以上、中には2,000万以上かかる家庭もあるようです。
「公立」と「私立」では全然違う!?
文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」などの調査を基にまとめたライフィ(lify.jp)の「子育て費用はいくら必要?幼稚園から大学卒業までの教育費」によると、
- 幼稚園から大学まですべて公立の学校に進んだ場合の教育費は1,080.3万円
- 幼稚園から大学まですべて私立の学校に進んだ場合の教育費は最大で2,656.5万円※
※大学を私立理系に進んだ場合の金額
「公立」と「私立」で約1,600万円もの差!
教育のあり方が変わってくる?
最近は新型コロナウイルスの影響で学校の休校状態が続いています。ある大学が授業をすべてオンラインで行うことを発表するなど、IT技術の進歩によりどこにいても教育が受けられる環境が整いつつあります。
今年(2020年)からプログラミング学習が必修化されるなど、今後も教育のあり方が変わり、それに伴い教育費にも変化が表れてくるように思います。
変化が起こっても対応できるように備えていく必要があります。
老後生活費
医療技術の進歩により平均寿命は延びているにもかかわらず、年金受給年齢が引き上げられるなど、老後生活の長さに反比例して貰えるお金は減っています。
安心した老後生活を送るためには夫婦で1億円近くの資金が必要とも言われています。今後も寿命が長くなっていく事が予想されるため、余裕を持った貯蓄をしておく必要があります。
備え
こうした『人生三大支出』に備え、ライフプランを立てたり貯蓄をしておくことが大切です。
会社の給料を貯蓄するだけではなく、貯蓄を増やしていく資産運用や年金、保険の見直しがおすすめです。
『人生三大支出』を始めとする大きな支出に対応できるように備えておきましょう。
ではまた次回。